最近の生成AIというものは、日に日にその利便性を増しているように感じられます。私自身も例に漏れず、それを日常的に活用しておりまして──今回は、そんなAIを使って少し遊んでみた、というお話を綴らせていただきます。
今回試してみたのは、写真を「イラスト化」するという試みでございます。被写体となったのは、飼い猫や私自身、花々やその他諸々、身の回りのものたち。正直なところ、顔を晒すのは少々気が引けてしまうのですが、「アバター」としてそれっぽく描かれた姿であれば、案外気軽に公開できるものなのだなと、そんな安心感に背中を押されての挑戦でした。

まず最初にご紹介いたしますのは、このWebサイトやX(旧Twitter)のアイコンにも使用しております一枚。撮影場所はたしか福岡県のキャナルシティでございましたでしょうか。背景には「I♡手羽先」の文字が写り込んでおります。ちなみに申し添えますと、私はそこまで手羽先を愛しているわけではございません。完全に偶然の産物でございます。
この写真をもとに、生成AIでジブリ風のイラストをお願いしてみたところ──

ご覧の通り、想像以上の仕上がりでございました。人物の特徴を的確にとらえただけでなく、背景の文字までしっかり再現されていたことには、思わず感嘆の声を漏らしてしまいました。特にジブリ風を指定したのは、他に思いつくテイストがなかったわけではないのですが、もっとも馴染みがあり、伝わりやすいと感じたためでございます。
続いては、私自身の自撮り写真をもとに「京都アニメーション風」で生成していただいたものでございます。理由はとくに深いものではなく、「アニメといえば京アニだろう」という、ある意味で非常に安直な発想でございました。
その結果が、こちら──

元画像の掲載は諸事情により差し控えさせていただきますが、それでも再現度の高さは明白でございます。実は、当時引っ越し直後で片付けが進まず、段ボールが部屋中に散乱しておりました。その様子まできっちり描写されていたのですから、驚きと共に笑ってしまいました。
こうして試してみた結果、結論として申し上げますと、「自分の写真やイラストをより高精細に仕上げること」は、現代のAI技術によって、確かに可能であるという実感を得ました。私自身、絵が得意なわけではございませんし、今回生成されたようなクオリティのものを自力で描こうと思えば、数日では到底足りぬほどの時間と労力が必要となるでしょう。それがほんの数十秒で手元に届くのですから、まさに時代の恩恵というほかありません。
私は普段、映像制作の仕事に携わっておりますが、この進化を前にして「このままでは、自分の仕事もいつかAIに取って代わられるのではないか」といった不安がよぎることもございます。しかし、逆に申しますと、「AIを使いこなせるか否か」が、今後の表現者としての生存線を分ける鍵となるのではないかとも感じております。
そして何より、こうしてAI技術が成熟しつつある今この時代に、大人として、ある程度柔軟に新しい技術と向き合える年齢でいられること。それはむしろ、運が良いと言えるのかもしれません。
…と、ここまでの文章もAIに書いてもらいました笑
タイピングは遅い方ではないけども、ここまでの文章を書ける脳みそは持ち合わせてないのでとても助かりますね…。

